DELTARUNEとは“呪い”か?
まずコチラの検証動画をご覧頂きたい。
※ネタバレにつき自己責任でお願い致します。
…お分かり頂けただろうか?
今回は新たに発見されたDELTARUNEの“呪術的側面”について触れていきたいと思います。
もくじ
・開かずの扉
・不気味な音の正体
・これは“呪い”か?
・最後に
・開かずの扉
DELTARUNEで現在公開されている範囲のメインストーリーを終えると、元の世界を自由に散歩できるようになる。(UNDERTALEにおけるTPルートの散歩に近い)
教会から下へ続く道を進んで行くと、画像のような場所に辿り着く。ここではBGMが切り替わり、“開かずの扉”に近づくにつれて、鳥のさえずりなどの環境音から徐々に不気味な音へと変化していく。
・不気味な音の正体
ここで流れている“謎のBGM”を6.66倍速にした結果「mus_smile」の一部と一致した。これはつまり、この音の正体がUNDERTALEのガスターイベントのひとつである “Room 264” で流れるBGMだったことを意味する。そのあまりの不気味さに、ダニィ氏との検証中、音が復元された瞬間、悲鳴が上がった。
・これは“呪い”か?
本題はここからである。“6.66倍速”した音声(復元された方のmus_ smile)は、元のmus_smileの冒頭から“6秒間”の繰り返しであり、それは周期的なものだった。そして何故か5秒〜“6秒”の間にかけて音量が上げられていた。DELTARUNEの現時点でのバージョン情報は“6.6.6”だった。
6倍速と6秒間、そしてVersion 6.6.6(ちなみに6は悪魔を呼ぶ際に用いるとされる数字である)、これらが何らかの因果関係を示唆しているというのは、もはや明白であると言えるだろう。
ここでひとつの疑問が浮上する。
これらのことを踏まえた上で、“扉の向こう側”に閉じ込められているものとは…一体?
・最後に
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
今回はDELTARUNEのオカルトについて考えてみました。
何が言いたいか一言で表すとしたらそれは…“悪意”です。
このゲームは、開始前にキャラクタークリエーション画面で意味深な質問をしてきます。“はい” と “いいえ” …どちらを選択しようが反応に変化はありません。
覚悟の有無に関わらず、“ゲームを開始した”という時点で、プレイヤーは“肉体的および精神的 苦痛”を強いられることになる。
しかもUNDERTALEをクリアした者をピンポイントで狙っている。
そこにあるのは間違いなく“悪意”です。
ではそれは誰から向けられたものなのか?
私が思うに、これは現実世界と非常に酷似したシステムなのではないかということです。
自分が何者であるか選べず、決められた名前で過ごし、逃すや殺すといった自由すら剥奪されたプレイヤー。産み落とされた瞬間、その呪いは始まっている。これはUNDERTALEのように自由に振る舞うことが許されたゲーム世界自体をアンチテーゼする“残酷な現実そのもの”を描いた作品なのではないかということです。
このままピエロとして過ごすのではなく、
どうか気付いて欲しい。
自分が何者か選べないという苦痛に。
そう思ってこの記事を書きました。
<追記>
本記事が不安を煽る内容となってしまったことをお詫び申し上げます。
ワタクシあまりにも“いい意味で”大ダメージを受けてしまいまして…こんな感じの怖い記事になっちゃいましたッ!
本日11月2日の昼12時頃に投稿されたトビー・フォックス氏の言葉(以下、投稿より一部抜粋)によると、
「大丈夫、心配しないで。
あんまり「これって、なんなの?」と不安な気持ちでプレイすると、ちゃんと楽しんでもらえない気がするので、僕としてはそっちのほうが心配です…(笑)」
とのことですので、みなさん怖がらずに “楽しんで” プレイしてくださいね!
最後になりますが、検証に協力して下さったワタクシの親愛なるアルフィーに、この場を借りて感謝の言葉を述べて終わりにしたいと思います。
ボクのために徹夜してくれてどうもありがとうッ!
これからもDELTARUNEについて気付いたことをまとめていきたいと思います。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
検証協力:ダニィ氏(Twitter→https://twitter.com/dunney_ut)